この記事では相関係数のいくつかの種類と使い分けを紹介します。
相関係数がわからないという人はこちらの記事も見てみてくださいね。
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まずはこちらの比較表をみてください。
相関係数(ピアソンの積率相関係数)
量データ×量データの組み合わせの場合に使います。通常「相関係数」というとこの量×量の積率相関係数を指します。 相関比
量データ×質データの組み合わせの時に使います。 連関係数
質データ×質データの組み合わせに使います。ここでワンポイントアドバイスじゃ!相関係数、順位相関、相関比、連関係数はそれぞれ0〜1の範囲の数字をとるが、それぞれの数字の大小を比較するのはあまり良くないので注意じゃ。例えば相関係数が0.8、相関比が0.9が出たからといって、相関比0.9の方が正しいとはならないんじゃよ。
cor博士
ここでワンポイントアドバイスじゃ!アンケート調査で「5段階から選んでください」というものがあると思うが、これは質的データの中でも特別な順序データというものじゃ。この順序データ同士の相関を考えるときは順位相関というものが特別に使えるぞ
cor博士
順位相関(ケンドールorスペアマン)
順序データの時に使います。順序データとは、1番,2番,3番〜といった絶対値に意味はないが相対値(それぞれの関係性)には意味がある(1番より2番の方が良い)というデータです。心理学の分野ではポリコリック、テトラコリック相関係数というものもあるので、計算式の違いによって色々な種類があるのじゃ。この記事で紹介しているものは代表的なものだということを覚えておこう。
cor博士
色々な種類の相関係数が出てきましたが、大切なのは相関する2つのデータがそれぞれどんな特徴を持ったデータかを意識することです。
関連用語
- 決定係数
- 疑似決定係数
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