この記事では『p値』について「だいたい分かった!」を目指します。
まずp値(p-value)と有意水準は基本的にセットで使われる言葉ですので、一緒に覚えましょう。まずはこの2つの用語が何を指しているのか掴む為にこちらの図を見てください。
p値とは、まず0〜100%までの間の間の”どのくらい?”を示す数字です。通常は%表記ではなく、0〜1の少数の数字で表現します。有意水準はこの線を超えたら特別な事が起こる”エリア”だと思ってください。有意水準も同じく0〜1の少数の数字で表現します。
ではこの2つはどのように使うのでしょうか。それは下の図のように「有意」か「有意ではない」かを結論づける為に使います。また有意水準は自分で決める数値。p値は計算の結果出てくる数値です。
例えばこんな使い方
実際にはこのような使われ方をします。
「有意水準0.05でp値が0.04だったから有意だね!」
cor博士
ほとんどの場合で有意水準は0.05を設定します。これは慣例です。また場合によって0.1や0.01を使うこともあります。p値は様々な数値をとります。仮説検定の記事で実際のp値の算出の過程を見ていきましょう。
関連用語
- 仮説検定
- 検出力
- 両側検定
- 片側検定
- 帰無仮説
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