この記事では「偏差」をやさしく解説します。
ズバリ「偏差」とは?
偏差とは、基準となる数値からどれだけ離れているかを示す指標です。例えば7は5から2だけ離れていますね。コレが偏差です。カンタンですね。
”どれだけ離れているか”を難しそうな「偏差」と言っているだけで考え方はシンプルです。統計ではよく基準との差を”ばらつき”という表現で表します。
何からの差?で言い方が変わる
基準となる数値は、多くの場合で平均値が使われますが中央値が使われる場合もあります。こういった違いによって『平均偏差』『標準偏差』『四分偏差』といった使い分けをします。基準値のことを『代表値』と呼ぶこともあります。
実際に使われる場合
実際にビジネスで『偏差』が単独で使われることは少ないでしょう。「マンション価格の平均偏差は?」という会話はよほどの統計マニアにしか通じません。しかし偏差は統計で重要な様々な考え方、解析方法に発展してきます。
偏差は統計のすべての基礎になる
偏差の考え方は分かりましたか?偏差自体は難しくないですね。しかし偏差の考え方はとても重要なのです。検定、時系列解析・・・様々な統計の考え方はこの”差がどうなっているか”を議論しているという見方もできるのです。これから統計の奥深さを味わうであろうこの記事の読者の方はきっとこれから偏差の奥深さも味わうことになるでしょう。
関連用語
- 標準偏差
- 四分位偏差
- 標準誤差
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