この記事では『確率分布』について「だいたい分かった!」を目指します。
本来、確率分布を理解するには、以下のような周辺用語についても理解しなければなりませんが、この記事では輪郭を掴むことを目指してください。
- 中心極限定理
- 確率密度関数
- 分散
- 最尤法
確率分布とは?
cor博士
確率分布(かくりつぶんぷ、英: probability distribution)は、確率変数に対して、各々の値をとる確率を表したものである。 日本工業規格では、「確率変数がある値となる確率,又はある集合に属する確率を与える関数」と定義している。
ウィキペディア(Wikipedia)
たとえば図のようにカバ親子の身長について考えてみましょう。
カバのパパが身長180cmだとすると、カバの息子は将来どのくらいの身長になりそうでしょうか。
これを確率分布を使って表してみます。
確率分布は横軸に取りうる値を、縦軸にその値が起こりうる確率をとったものです。
この図では横軸に身長を、そして縦軸に確率がはいります。
見方は簡単です。
(1)であれば「170cmをとる確率は15%」、(2)であれば「180cmをとる確率は18%」と読み取ることができます。
ワンポイント上級者。確率分布はどうやって決まる?
corサルくん
cor博士
確率分布には様々な種類のものがあります。
そして、その各確率分布の形を決めるものを「パラメータ」と呼びます。
このパラメータを観測によって手に入れたデータから考えるという流れが一般的です。
cor博士
ワンポイント上級者。確率分布の種類の名前だけ知っておこう。
確率分布の種類には以下のようなものがあります。あくまで代表的なものだけですが、ビジネスなどで利用する際にはこれらの分布を理解しておけば十分でしょう。
ここでは「名前を聞いたことがある」程度に留めておきましょう。
<離散確率分布>
- 離散一様分布
- 二項分布
- 負の二項分布
- 多項分布
- ポアソン分布
- ポアソン二項分布
- ベルヌーイ分布
- 幾何分布
<連続確率分布>
- 連続一様分布
- 正規分布
- 対数正規分布
- 指数分布
- t分布
- カイ2乗分布
- ガンマ分布
- ベータ分布
- F分布
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