この記事では『カイ二乗検定』( X2検定)について「だいたい分かった!」を目指します。
早速ですが、
『カイ二乗検定』( X2検定)とは”観測度数と期待度数とのズレ”
のことを指します。
では、観測度数・期待度数とはなんでしょうか??
これから説明いたします。
観測度数・期待度数とは??
例として以下の図を見てみましょう。
これはAさんのお店の1日の売り上げ個数をライバル店と比較した図です。
ライバル点とAさんでは、どちらの方がセットが売れていると言っていいのでしょうか??
ライバル店とAさんのお店ではラーメンとセットの割合が違うために比較することができません。逆に言えば、セットの割合が同じであれば、比較することができると言えます。
以下の図のように、合計の割合を元に各メニューを同じ割合に変換してみます。
全ての同じ割合になると、このようになります。
期待度数
この変換された値を期待度数と言います。単品とセットの売り上げの割合が同じで、差がないと仮定した場合に算出されました
観測度数
最初に示したそのままの値を観測度数といいます。
では、どのくらい期待度数と観測度数がズレているかを調べる
カイ二乗検定をしてみましょう!
カイ二乗検定の計算の仕方
①期待度数と観測度数との差を求める
②期待度数と観測度数との差を二乗する
③二乗したものをそれぞれ期待度数で割る
④計算した出てものを足し算する
⑤カイ二乗値が求まる
1.6 + 3.6 + 2.2 + 10 = 17.4
こうして計算して求まった値が、カイ二乗値です。
カイ二乗値は、前にも述べた通り観測度数と期待度数のズレを表しているので、もし値が0だった場合は全く割合に差がないということが言えます。
今回は17.4とありますので、割合に差があるということが確認されました。
さらに詳しく知りたい方は以下の書籍などを参考にしてみてください。
コメントを残す